【読書感想】 『「知の衰退」からいかに脱出するか』 ~大前研一・著~

日本≒「低IQ社会」化が進む状況を打破するために著者が「個人」に向けて送るメッセージ。
「自分の頭考え抜く」ことで、日本の衰退を食い止めたいという著者の切実な想いが伝わった。
英語とファイナンスを磨いていくつもり。


【若者のこと】

 スモールハピネスの世代「ジャンプ世代」。
 努力・友情・勝利の3要素が入った物語。
 だが、成功の尺度は「近所のラーメン屋の看板娘と仲良くなったハッピー」
 というもの。非常に内向きとの指摘。

 社会の中核を占める層がこういうマインドとの指摘。
 北斗の拳やドラゴンボール、スラムダンクなどは、そんな価値観だっけ?と
 思わなくもないが、国家大計を論ずるような世代でないという点は的を
 得ているように思える。

 ゲーム・キッズ世代は、粘り強さがないもののチャレンジ精神があり
 ジャンプ世代よりはまだましとのこと。


【過去の選挙結果からみた日本国民】

 B層の存在。
 「二者択一」「シングルイシュー化」の弊害。
 問題のすり替え
 国民の苦労に対する覚悟がないこと


【他国はどうか?】

 ドイツ・イギリスは、衰退から変わった。

 93年・国民一人当たりのGDPは日本が1位でイギリスは18位。
 05年には、日本が14位、イギリスが10位。イギリスでは、
 上場企業の50%が外資系に。

 ドイツは、M&Aでアメリカ企業を買収(例:3大化学(ヘキスト、
 バディッシェ、バイエル)。ひっくり返されそうになりグローバル経営
 を真剣に考え始めた。(シーメンス→ウェスティングハウス、
 ダイムラー→クライスラーも同様)

 韓国や中国、シンガポールから学ぶことが肝要。
 グローバルで通用する人材を排出するためには英語は必須ということで、
 韓国のソウル大、高麗大、延生大は、英語での授業となった。

 中国は、外資導入、地方分権→都市化・都市間競争、国営は、買収、被買収、
 清算に追い込み。日本のように延命させなかった。


【必要な教育/身に着けるべき能力】

 飯を食っていくための手段として、基礎になる三種の神器は、
 「英語」「IT」「ファイナンス」に加えて「リーダーシップ」。

 ITには、これを使いこなして論理的な思考により問題解決できる
 ことが含まれている。(学生時代に身につけるべきすきる)


【21世紀に必要なリーダの資質・能力】

 1.方向を示す
 2.程度と方法を示す
 3.具体的にやってみせる
 4.できる人を連れてくる

 某投資銀を退任された知人のリーダ像は

 1.情熱
 2.愛情
 3.コミュニケーション力
 4.コンテンツ力(中身を理解する力)

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